Translations:Thiamine pyrophosphate/7/ja

From Azupedia
Jump to navigation Jump to search

TPP分子で最もよく反応に関与する部分は、窒素硫黄を含むチアゾール環である。したがって、チアゾール環は分子の「試薬部分」である。この環のC2は、そのプロトンを供与してカルバニオンを形成することで、として作用することができる。通常、カルバニオンを形成する反応は非常に不利であるが、カルバニオンのすぐ隣の4価の窒素上の正電荷が負電荷を安定化させ、反応をより有利にする。隣接する原子に正と負の電荷を持つ化合物はイリドと呼ばれるので、TPPのカルバニオン型を「イリド型」と呼ぶこともある。