Translations:Pyridoxal phosphate/23/ja
大腸菌において、pdxB(エリスロン酸4リン酸脱水素酵素をコードする)の欠失によって引き起こされる補助栄養を抑制することができる「セレンディピタス経路」が過剰発現ライブラリーから発見された。セレンディピタス経路は非常に非効率的であったが、様々な酵素のプロミスキューティ活性のおかげで可能であった。この経路は3-ホスホヒドロキシピルビン酸(セリン生合成のserAコード酵素の産物)から始まり、エリスロネート-4-リン酸を必要としなかった。3PHPは脱リン酸化され、その結果、不安定な中間体が生じ、この中間体は自発的に脱炭酸し(それゆえ、セリン生合成経路にはリン酸が存在する)、グリカルデヒドになる。グリカルデヒドはグリシンと縮合し、リン酸化された生成物は4-ホスホヒドロキシスレオニン(4PHT)であり、4-PHTデヒドロゲナーゼ(pdxA)の正規の基質である。