Translations:Nifedipine/6/ja
ニフェジピンの舌下投与は、以前は高血圧緊急時に使用されていた。かつてニフェジピンは、MAOIを服用している患者に対して、現実の高血圧クライシスあるいはそう思われる高血圧クライシスに対して、必要に応じて頻繁に処方されていた。しかし、これは危険であることが判明し、中止された。ニフェジピンの舌下投与は、末梢血管拡張を介して降圧作用を促進し、制御不能な血圧低下、反射性頻脈、特定の血管床におけるステイル現象を引き起こすことがある。脳虚血・脳梗塞、心筋梗塞、完全心ブロック、死亡など、舌下ニフェジピンによる重篤な副作用の報告が医学文献に複数ある。その結果、1985年にFDAは、高血圧性緊急事態の管理に対するニフェジピン舌下投与の安全性と有効性に関するすべてのデータを再検討し、安全でも有効でもないため、この方法は放棄すべきであるとの結論を下した。脊髄損傷における自律神経反射障害に伴う高血圧の治療にニフェジピンを使用する場合は、例外である。