インスリンの放出はノルエピネフリン(ノルアドレナリン)によって強く阻害されるため、ストレス時には血糖値が上昇する。 交感神経系によるカテコールアミンの放出は、β細胞によるインスリン放出に相反する影響を及ぼすようであるが、これはインスリン放出がα2-アドレナリン受容体によって阻害され、β2-アドレナリン受容体によって刺激されるからである。交感神経からのノルエピネフリンと副腎からのエピネフリンがインスリン放出に及ぼす正味の影響は、α-アドレナリン受容体の優位性による抑制である。