Translations:Endocrine system/14/ja

From Azupedia
Jump to navigation Jump to search

甲状腺

甲状腺は2つの異なる胚細胞の集まりから発生する。一つは咽頭底の肥厚からで、これはサイロキシン(T4)産生濾胞細胞の前駆体として機能する。もうひとつは、第4咽頭鰓孔の尾側延長部からで、これは傍濾胞カルシトニン分泌細胞となる。これら2つの構造は、妊娠16~17日目までに明らかになる。妊娠24日目頃には、盲腸孔という中央組織の薄いフラスコ状の憩室が発達する。妊娠24~32日頃になると、中央組織は二葉構造に発達する。妊娠50日目には、内側組織と外側組織が融合する。妊娠12週には、胎児の甲状腺はTRHTSH、および遊離甲状腺ホルモンを産生するためにヨウ素を貯蔵できるようになる。20週目になると、胎児は甲状腺ホルモン産生のためのフィードバック機構を実行できるようになる。胎児の発育中、T4が主要な甲状腺ホルモンとして産生され、トリヨードサイロニン(T3)とその不活性誘導体である逆T3は第3期まで検出されない。