脂質異常症における重要な非薬理学的介入は、血中脂質レベルの低下を目的とした食事療法であり、必要であれば減量も行う。このような食事療法は常に治療の一部であるべきであり、初期評価だけでなく経過観察においても管理栄養士の関与が推奨される。一次予防では、医薬品を検討する前に3ヵ月間の食事療法の試行が推奨されるが、二次予防やハイリスク者では、食事療法とともにコレステロール低下薬が使用される。