Translations:Diabetic nephropathy/4/ja

糖尿病性腎症の状態は、尿中の蛋白量-蛋白尿と、血清クレアチニンと呼ばれる血液検査の2つの値を測定することによってモニターすることができる。蛋白尿の量は、まだ機能している糸球体の損傷の程度を反映する。血清クレアチニンの値は、もはや血液をろ過していない糸球体の割合を反映する推定糸球体ろ過率(eGFR)を計算するために使用できる。 アンジオテンシン変換酵素阻害薬またはアンジオテンシン受容体拮抗薬による治療は、糸球体から出る細動脈を拡張させるため、糸球体の毛細血管内の血圧を低下させ、病気の進行を遅らせる(止めることはできない)。GLP-1作動薬DPP-4阻害薬SGLT2阻害薬の3種類の糖尿病医薬品も糖尿病性腎症の進行を遅らせることができると考えられている。