Translations:Citric acid cycle/37/ja

タンパク質異化では、タンパク質プロテアーゼによって構成アミノ酸に分解される。その炭素骨格(すなわち脱アミノ酸)は、中間体としてクエン酸サイクルに入るか(例えば グルタミン酸またはグルタミンから誘導されるα-ケトグルタル酸)としてクエン酸サイクルに入るか、あるいはロイシンイソロイシンリジンフェニルアラニントリプトファンチロシンの場合には、アセチル-CoAに変換され、燃焼してCO2と水になるか、ケトン体の形成に使われるが、これも生成される肝臓以外の組織で燃焼されるか、尿や呼気を介して排泄されるしかない。クエン酸サイクルに中間体として入るアミノ酸は、ミトコンドリアから細胞質オキサロ酢酸に変換され、最終的にグルコースに変換されるリンゴ酸を介して糖新生経路に入ることによってのみ異化除去される。これらはいわゆる糖原性アミノ酸である。脱アミノ化されたアラニン、システイン、グリシン、セリン、スレオニンはピルビン酸に変換され、結果的にオキサロ酢酸(アナプレロティック反応)としてクエン酸サイクルに入るか、アセチル-CoAとしてCO2と水として廃棄される。