チリやアルゼンチンの寒冷・温帯地域では、カンナ(「カネロ」または「ウィンターズバーク」)の樹皮がコショウの代用品として使われている。これは容易に見つけることができ、入手も容易である。ニュージーランドでは、カワカワ(Piper excelsum)の種子(コショウ科の近縁種)がコショウとして使われることがある。Pseudowintera colorata(「マウンテンホロピト」)の葉もコショウの代替品である。アメリカ合衆国でも、ムギナデシコ、コショウソウ、ナズナ、ワサビダイコン、タネツケバナなど、いくつかの植物がコショウの代用品として使われている。