/usr/sbin/sulogin

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シングルユーザログイン

SYNOPSIS

      sulogin [options] [tty]

DESCRIPTION

suloginは、システムがシングルユーザモードに移行するときにinitによって起動される。

ユーザにはプロンプトが表示される:

Give root password for system maintenance
           (or type Control-D for normal startup):

root アカウントがロックされており、-force が指定されている場合、パスワードは必要ない。

suloginは、現在の端末、またはコマンドラインで指定できるオプションの tty デバイス (通常は /dev/console) に接続される。

ユーザがシングルユーザシェルから終了するか、プロンプトで control-D を押すと、システムは起動し続ける。

OPTIONS

-e, --force
getpw-nam(3) を使ってシステムから root パスワードを取得するデフォルトの方法が失敗した場合、 パスワードを取得するために /etc/passwd/etc/shadow を検査する。 これらのファイルが破損していたり、存在しない場合、または root アカウントがパスワードの先頭に '!'</nowkki> や <nowiki>'*' がある場合、sulogin はパスワードを要求せずに root シェルを開始する。
-e オプションは、コンソールが不正アクセスから物理的に保護されていることが確実な場合のみ使用すること。
-p, --login-shell
このオプションを指定すると、suloginはログインシェルとしてシェルプロセスを開始する。
-t, --timeout seconds
ユーザインプットを待つ最大秒数を指定する。デフォルトでは、suloginは、永遠に待つ。
-h, --help
ヘルプを表示し終了する
-V, --version
バージョンを表示し終了する

ENVIRONMENT

sulogin は環境変数 SUSHELL または sushell を探して、起動するシェルを決定する。環境変数が設定されていない場合、/etc/passwd から root のシェルを実行しようとする。それが失敗すると、/bin/shにフォールバックする。

AUTHORS

sulogin は Miquel van Smoorenburg によって sysvinit 用に書かれ、後に Dave Reisner と Karel Zak によって util-linux 用に移植された。

AVAILABILITY

suloginコマンドはutil-linuxパッケージの一部であり、Linux Kernel Archiveから入手可能である。 ⟨https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/⟩.

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