Translations:Yogurt/56/ja

乳糖不耐症とは、乳製品に含まれる糖である乳糖を消化する能力が低下したために症状が現れる状態である。2010年、欧州食品安全機関(EFSA)は、生きたヨーグルト培養菌(乳酸菌)を摂取することで、他の乳製品中の乳糖を消化できるようになり、乳糖不耐症が軽減される可能性があると判断した。EFSAによるこの科学的審査により、ヨーグルト製造業者は製品ラベルに健康強調表示を使用できるようになった。ただし、その条件として「ヨーグルトは1グラムあたり少なくとも108 CFUの生きたスターター微生物(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricusStreptococcus thermophilus)を含んでいなければならない。対象となるのは乳糖消化不良の個人である」とされている。2021年のレビューでは、ヨーグルトの摂取が乳糖耐性と消化を改善する可能性が示されている。