Translations:Vitamin D/31/ja

骨の健康

一般に、ビタミンDサプリメントが骨粗鬆症の予防に役立つという通説を支持する十分な証拠はない。したがって、ビタミンD欠乏症のない人の骨粗鬆症予防にビタミンDを一般的に使用する必要はないと考えられる。骨粗鬆症の高齢者にとって、カルシウムと一緒にビタミンDを摂取することは、股関節骨折の予防に役立つかもしれないが、胃や腎臓の問題のリスクもわずかに増加する。ある研究では、65歳以上の高齢者に1日800 IU以上のサプリメントを摂取させたところ、「股関節骨折と非椎体骨折の予防にやや有利であった」と報告している。自立して生活している人では、その効果は小さいか全くない。血清ビタミンD濃度が低いことは、転倒や低い骨密度と関連している。しかし、ビタミンDを余分に摂取してもリスクは変わらないようである。