カリウムは水や空気に敏感であるため、この元素の取り扱いには通常空気を使わない技術が用いられる。窒素や鉱物油や灯油のような飽和炭化水素には反応しない。液体アンモニアに容易に溶解し、0 ℃でアンモニア1000gあたり480gまで溶解する。濃度にもよるが、アンモニア溶液は青から黄色であり、その電気伝導率は液体金属に似ている。カリウムはアンモニアとゆっくりと反応してKNH
2を形成するが、この反応は微量の遷移金属塩によって加速される。カリウムは塩を金属に還元することができるので、Rieke法によって微分された金属をその塩から調製する際に還元剤としてよく使われる。マグネシウムの調製がその例である: