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1937年、矢数道明(1905-2002)をはじめとする新しい研究者たちが、いわゆる「拓殖大学」で漢方の普及に努め始めた。拓殖大学の「漢方セミナー」で漢方の普及に努めた。このセミナーには戦後も700人以上が参加した。1938年、八一の提唱により「アジア医学協会」が設立された。1941年、武山真一郎が「漢方医学復古の理論」(『漢方医学復古の理論』、1941年)を発表した。同年、八一、大塚、木村長久、清水藤太郎(1886-1976)の4人で『漢方医学の実際』が完成した。西洋医学の病名を盛り込むことで、漢方処方の用途を大きく広げた。この影響力のあるマニュアルの新版は1954年に印刷された。この本は中国語にも翻訳された。1969年には全面改訂版が『漢方診療辞典』として出版された。