高血圧は一次性(本態性)高血圧と二次性高血圧に分類される。症例の約90~95%は一次性で、非特異的な生活習慣や遺伝要因による高血圧と定義される。リスクを高める生活習慣要因としては、食事中の塩分過多、過体重、喫煙、運動不足、アルコール使用が挙げられる。残りの5~10%の症例は二次性高血圧に分類され、慢性腎臓病、腎動脈の狭窄、内分泌疾患、避妊薬の使用など、明確に特定できる原因による高血圧と定義される。