Translations:Folate/32/ja
セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ(SHMT)の作用により、テトラヒドロ葉酸に炭素数1(1C)のメチル基が付加され、5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸(5,10-CH2-THF)が生じる。この反応はまた、セリンとピリドキサールリン酸(PLP;ビタミンB6)を消費し、グリシンとピリドキサールを生成する。第二の酵素であるメチレンテトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ(MTHFD2)は5、 10-メチレンテトラヒドロ葉酸はイミニウムカチオンに酸化され、それが加水分解されて5-ホルミルテトラヒドロ葉酸|5-ホルミル-THFと10-ホルミル-THFを生成する。セリンのβ-炭素原子を炭素源とするこの一連の反応は、細胞が利用できる1炭素単位の大部分を提供する。