Translations:Flavin adenine dinucleotide/3/ja

FADは、フラビン-N(5)-オキシドキノンセミキノンヒドロキノンの4つの酸化還元状態で存在することができる。FADは電子を受容したり供与したりすることによって、これらの状態の間で変換される。FADは完全に酸化された形、すなわちキノン形では、2個の電子と2個のプロトンを受け入れてFADH2(ハイドロキノン形)となる。セミキノン(FADH-)は、FADの還元か、FADH2の酸化のどちらかによって、それぞれ1個の電子と1個のプロトンを受容するか供与することで形成される。しかし、タンパク質によっては、フラビン補因子の過酸化型、フラビン-N(5)-オキシドを生成し、維持するものもある。