Translations:Effects of climate change on livestock/19/ja

温暖化と水不足も栄養価に影響を与え、時には相乗効果をもたらす。例えば、熱帯の重要な飼料植物であるギニアグラスは、水不足(+43%)と温暖化(+25%)の両方に反応して、すでに食べられないリグニンをより多く獲得している。両方のストレス要因に反応した場合のリグニン含有量の増加は最小限(+17%)であるが、高濃度のCO
2
は、植物を水ストレスの影響を受けにくくする一方で、その栄養価をさらに低下させる。同様の反応は、熱帯のもう一つの重要な飼料種であるStylosanthes capilataでも観察された。この種は温暖化とともに広く普及する可能性が高いが、栄養価の大幅な損失を避けるためには灌漑が必要となる可能性がある。