Translations:Disease/31/ja

疾病が人々に与える負担を定量化するために用いられる尺度はいくつかある。潜在的生命喪失年数(YPLL)は、ある病気によってその人の人生が何年短縮されたかを単純に推定したものである。例えば、ある病気が原因で65歳で死亡した人が、その病気がなければおそらく80歳まで生きられたとすれば、その病気は15年の潜在的生命の喪失を引き起こしたことになる。YPLLの測定では、人が死ぬ前にどの程度の障害を負っているかは考慮されないので、この測定では、突然死した人と、何十年も病気にかかって同じ年齢で死んだ人を同等に扱う。2004年、世界保健機関は9億3,200万年の潜在的生命が早死にによって失われたと計算した。